宣伝に踊らされず、ご自分に合った方法で
入門編で、ご理解いただきましたように遺品整理は、物を分別精査して処分する行為であることは明確です。
しかしご遺品の中には、故人との思い出のあるもあり、遺品整理はまた心を整理する行事ともなります。残された親族は、故人との別れを遺品整理という行事により区切りをつけ、新たなる生活始めなければなりません。
ゆえにできることならば、遺品整理はご自分たちで行うことがベストです。
今では無理のあるお話に聞こえるかもしれませんが、昔は葬儀、引越し、清掃等も自分たちで行なっていたわけですから遺品整理にも同じことがいえます。
そのような理由から、まず始めにご自分たちの生活を壊さず、ご自分たちでできる範疇にあるご遺品の量なのか判断することが肝心です。
できるのであれば、形見分けが終わったあと、物の分別、粗大ゴミや生活ごみの行政処分(横浜市では、分別・リサイクルによるごみの減量G30からごみ自体を減らすヨコハマ3R夢プランにごみ処理の仕方が移行していますので事前に確認されるとよいでしょう。)、リサイクル家電の持ち込み処分、衣類などボランティア団体への寄付等々順を追って日取りを変えて予定を組み、ご親族皆さんでおこなわれると良いでしょう。
ただし現代では、引越しよりはるかに大変な遺品整理を家族でやるにはリスクが伴います。
肉体的精神的に大変な重圧がかかるので、体調を崩したり途中で断念されるケースもけして少なくはありません。
途中断念は二度手間となり、かえって経済的にも負担が大きくなる場合があります。
そこで、残されたご遺品が少量でも男手や時間が無かったり、また総量が多いケースでは、専門業者に依頼されることをお勧めします。
遺品整理専門業者は、横浜地域の慣わしや、リサイクルのネットワークに精通しているため、リサイクル家電はもちろん、仏壇、庭木、庭石などの処理法にも精通しています。
また故人が残されたものを受け継ぐ場合も、スムーズに自宅まで運搬もできます。 美術品等高価な品の売り買いもできる許認可業者であるならば、さらに安心でしょう。
どのような選択をするにせよ、ご自分たちの生活に支障が無い範疇で遺品整理を進めることが重要で、それは無き故人も喜ばれることと思います。
自分達でできる事だけして、あとは専門業者に任せるなど柔軟な方法も考えられます。こころある遺品整理業者ならこのような依頼も受け付けてくれるでしょう。
また、以前よりシステムが出来上がった今日では、思ったより安価に済ませられる場合も多くなっています。