遺品整理された不用品/横浜
2016年02月13日
我々遺品整理業者にご依頼頂く遺品整理には、二通りのパターンが有ります。
全てを遺品整理業者にお任せする場合と、ご自分で不用な物と必要な物の全ての整理を済ませ、ダンボール等にパッキングを済ませてから遺品回収を依頼するケースに分かれます。
ご遺族様が、残されたご遺品をある程度、精査と整理を行うケースでは、経済的に、また時間的に余裕を取れるという条件が必要となるようです。また、大半は男性のお客様となります。もちろんその理由は、そこに残されたご遺品の物量を整理するには体力が必要となるからです。
たとえば、一人暮らしのお引越しを考えてみればお分かり頂けると思いますが、ワンルームの家財でさえ、纏めれば軽トラックでは間に合わず、2トンのパネルトラックが必要となります。ということは数部屋あるマンション、また戸建て場合、その3倍から10倍の物量があることに、遺品の整理をはじめて気づき驚かれる訳です。
遺品整理のコツ
遺品整理とは、大まかに言って殆どの物を処分するため、ご遺品の中から、貴重品・形見分け品・故人から受け継ぐ家財等を見つけ出す作業と言っても良いでしょう。これが貴重品だけでしたら、それほど大変な作業ではありません。もちろん室内が、物屋敷やごみ屋敷化していたならば別の話になりますが、通常はそのままの状況で探し出せば良いわけです。
しかし生活家財の全てを精査して、要る物と要らない物とに区別するとなると話は変わってきます。結論は殆どの物が不用な物ですので、遺品整理をはじめてすぐ置き場所が無くなって次の整理に移れないことに気づきます。要するに整理する場所さえ無くなるわけです。
不用品の置き場を作ることから始めてみる
横浜のような都心に建つ一般的なマンションやアパートのように限られた空間の場合、物が多くなった時、トランクルームを借りて日常的に使わないものを収納されている方も増えてきました。このように物を整理する時に必要なものは、空き空間なのです。そこで多少の無理は承知で、一つのお部屋を一時的に空っぽにして整理を行い、不用と解ったご遺品を空き部屋に入れていくと効率よく整理ができます。
お客様はその辺の状況をよく理解しておいででした。整理されたご遺品は、ダンボールや紙袋に整理され、二部屋ほどにビッシリと置かれています。片付けるのに数ヶ月を要した模様です。
遺品回収と養生
以前、こちらの遺品回収ブログでご紹介しましたように、このようなお片づけと回収は月を変えて数回に分けて伺うことも屡々ございます。やはりマンションの場合、いくら一部屋の空部屋を作ったからといって、すぐ終わることは困難だからです。
さて、このような遺品回収と言っても大量のご遺品を回収することは、ある意味引越し作業と通じる物がありますので、マンションにもよりますが、室外動線の養生が必要となるケースもあります。
管理組合の指示通りエレベーターの三方養生からはじまり動線養生、最後に室内床養生と完璧な養生を実施して遺品回収作業に移ります。少し自慢になりますが、遺品整理業界では、まだまだ養生セットさえ持ち合わせない業者が殆どの中、横浜よろずカンパニーはレベルの高い養生を行って、お客様の家屋を傷から守りトラブルを事前に防ぎます。
また、パッキングされた遺品は、運搬用ボックス等を使用して時短作業でスマートに回収します。
不用な遺品と必要な遺品
また、遺品を整理し始めると、要る物と要らない物の区別に迷われることが起きて来ます。一度迷いが起きると急に、これもあれも捨てるのはもったいない・・・という感情に支配され身動きが取れなくなってきます。そんな時は、やはりお片付けのプロの意見に耳を傾けてみることも一考の価値ありでしょう。
プロ曰く!まだまだ使えるではなく、自分たちが使う物なのか、使わない物なのかで、取捨選択する。ということです。本当にもったいという事は、人に使われず経済的価値が無くなっていく事と言えるでしょう。
このような茶色のタンスに残念ながらマーケットはありません。要するに自分たちがお金を出しても欲しくなる物なのか?ならないのか?と、一歩外から客観的に考えても良いと思います。欲しくならなければ不用品としてリサイクル処分する。と考えれば気も楽になるはずです。もちろん遺品整理現場でよく出る、買って間もない大型の冷蔵庫や液晶テレビは喜んで買取申し上げます。
ありがとうございました。