マンション返却と遺品整理/横浜
2016年04月06日
ご遺品の整理でよく賜る住居がマンションです。特に賃貸マンションは家賃が発生し続けるため返却の為に遺品整理が急がれる場合もあります。お客様のご事情により形見分けや貴重品の整理が遅れているケースでも通常では次の月には整理が行われることが多くなります。
マンションの遺品整理の段取り
さて、通常の遺品整理とは室内の全ての家財を整理する作業に他なりません。どんなに清潔な方でも家財の裏側にはホコリが残っているものですし、また細々とした物を整理すればホコリやゴミが出るものです。その為、遺品整理作業を行う前には必ず室内外にはしっかりと養生(傷避け作業)を施すことが必須となります。まずは、エレベターの三法養生を施し、室外には通路の傷と汚れを防ぐためアオベニという硬質のプラスチック版で養生を行います。昔から仕事は段取り8割と言われるように、これが済んでこそ作業にとりかかることができるわけです。
大物は養生パッドで包むことも
また、時と場合にもよりますが大きな家財を搬出するときは蛇腹パッドで包んで室内が傷つかない工夫を施すケースも有ります。たとえばマンションの場合は、玄関に続く通路が狭く運び出す物が両サイドにあたって傷つくことを防ぐことが出来ます。またエレベーターの上部に傷がつかないために行うこともあるわけです。
家財の分別
人が長年に渡り生活してきた住居には通常かなりの分量の家財があります。それだけ日本は裕福な証でもあるわけですが、中には電化製品のダンボールや電気毛布また空気清浄機など、もう使われなくなった不用品も多数含まれているものです。また、そのような空箱の中にはビニールや紙面の説明書、発泡スチロールなども含まれているため、このような物はそのままでは処分が出来ません。
このような不用品は、どのご家庭にもあるのではないでしょうか?たとえばパソコンが趣味の方でしたら、ディスプレイや周辺機器の空き箱が相当数あるはずです。その訳は買った時すぐにの処分が躊躇われるためです。一つや二つならいざしらずこのような物の整理には意外と時間と手間を要すものですが、私共は手際よく分別を行い、短時間で作業を進めます。
エアコンの取外し処分と遺品買取について
また我々遺品整理士が重宝されるわけは、箪笥など大きくてご自身で処分しづらい全ての家財を、通常1日で整理を終わらせるサービスにあります。そして冷蔵庫や洗濯機などのリサイクル家電処分にも精通しているからです。特にエアコンは配管などの取外しも外注を使わずに独自に行えるため価格を抑えることが出来ます。
もちろんリサイクル家電につきましては高年式の製品は、買取サービスも行っていますので大変喜ばれています。ご遺品の売買は、日本人の感覚ではまだまだ躊躇される方も多くいらっしゃいますが、まだ使える真新しい家電を廃棄するのでしたらリユースを行い再使用することを故人の方も望まれるのでは無いでしょうか?
遺品整理と付帯設備の確認
最後に、マンションの返却の遺品整理で大切な事項は、付帯設備の確認と処分です。もちろんエアコン等も今回、ご自分で購入して取付けた物なので処分となりましたが、ワンルームの場合は付帯設備となることもありますので注意が必要です。また、団地でなくともカーテンレール等はご自身でお取り付けになった場合もあるので、今回の用に取外しが必要とされることもあります。このような通常は付帯設備と思われる物でも確認を怠るとお客様も煩わせてしまうため管理者との確認は必須事項となります。最後にウッドカーペット外して遺品整理は終了しました。
ありがとうございました。