孤立死と遺品整理／横浜市 2010年11月12日の記事｜遺品整理ならよろずカンパニーにお任せください。

孤立死と遺品整理／横浜市

2010年11月12日

それは、一本の電話からはじまりました。
「人が亡くなった後の、すごい状況でも清掃をしていただけますか？」・・というお問い合わせです。現場は、横浜のどこにでもある住宅街の一角です。ご親族の方が孤独死でご他界後、約数ヶ月が経過している模様。警察検視では、事件性は無しとのことですが、家と車の鍵が見当たらず気になるのでそれも探し出してほしいとのお話です。

ご遺体が引きあげられた家屋内は、死臭とゴミ臭、そしてゴキブリ、蛆、ハエで充満しています。警察の方からも「衛生上と火災の危険が一番心配なので、一刻も早く清掃をしてください。」とのお話があったということです。
さらに家屋内は、膝丈くらいのゴミ屋敷。ご遺品の総量は約70立米弱。2ｔトラック満載にして６台位となります。一般の方にはお片づけは不可能な量と内容でしょうか。
至急のお片づけなので数日後に人員と車両を手配して整理清掃に入ります。2ｔ車2台と軽トラック3台、人員6名で作業開始です。当日はあいにくの雨。冷たい雨の中作業となります。

まず、出入りを確保するために車庫に止まっている自動車の移動。JAFさんを呼んで牽引するのですが、そこはとっても狭い車庫。JAFさんも1人工では困難とういうことで応援車両の到着をまっての作業です。車両を少しづつずらして無事牽引完了。JAFの車が去った後、積載車両の配置等の段取りをすませ作業開始です。
家一軒のお片づけで時間が取れない場合は、詳細な打ち合わせを済ませた後、鍵をお預かりして作業に入らせていただくのですが、ご親族の方もこれだけの量とレアーな内容のご遺品の整理。ご近隣へのお気遣いもあり、会社はお休みをとられての現地入りです。また、ご他界後の銀行、保健、行政関係などさまざまな手続きをここ数日で済ませなければならない理由もあるわけです。

そして、残されたお仏壇、ご位牌、神棚、お写真等は、御霊抜きとお焚き上げのご依頼です。（参考までに、お坊様いわく、魂の入るものとしては、ご位牌、お仏壇が主となるとの事で御霊抜きとお焚き上げが必要。お写真、ビデオ、お人形などには魂は入らないとの事でお焚き上げのみでよいとのことです。（これについては仏という伝来の宗教上のことなので、さまざま考え方があるようです。）よっていろいろ意見は違いますが・・・このような物の処分は一生で一度あるか無いかの事柄ですので、お金はかかりますが、仏壇とご位牌はできれば御霊抜きお焚き上げサービスをご利用いただければ後々心配は無いということと思います。）

スタッフ全員とお客様でお仏前では、合掌。無き故人のご冥福をお祈りします。神前では、二礼・二拍手・一礼にて作業の無事をお願いします。まず、神仏関係の物を別途梱包させていただきます。そして遺品整理作業は始まります。壮絶な作業内容は、次回へと続きます・・・・。