遺品整理と消臭/横浜
2016年01月23日
マンション等のワンルームの住いは、孤立した世界と言えます。
わけあってご親族様が、お一人で住まわれていた賃貸マンションでご逝去された場合、その哀しみの深さは、到底想像も及びません。
会社勤めの方でしたら無断欠勤が起これば、安否の確認も数日で行えることでしょう。しかしフリーのお仕事や自営の場合でしたら、一週間や二週間、誰とも連絡が無くとも不思議ではありません。
もちろんリタイヤして誰にも干渉されない自由気ままな生活をおくっている場合も同じでしょう。しかし一番心配なのはご高齢者やお病気の方のお一人暮らしでしょう。その為今では独居老人が社会問題となっています。このように、お一人暮らしの場合は、家族や親族間と疎遠でなくとも、万一お倒れになった場合、孤立死が起きる現状は否めないのです。
孤立死は、各家族が加速し、プライバシーに守られた住居に住まう方の誰しもに起きることとの認識が必要な時代に入ってしまっているのです。
しかし、不運にも孤立死が起こってしまった場合、周りの方々は、いつまでも悲しんでいられないご事情に直面します。
賃貸のお部屋で孤立死が起こった場合の対処法
賃貸物件で自殺や不自然死などが起こった場合は、次に賃貸する時は、賃借人に告知義務が発生し家賃が大きく下がることは否めないようです。また、悪臭が残った場合も同じで、不動産的に大きな問題が発生します。その理由は、このような悪臭は特殊な臭いで、一般の消臭剤ではまったく歯がたたず、閉めきった室内でしたら何年にも及び残存してしまうからです。
そこで一般的には、状況をこれ以上悪化させないために、一日でも早くの原状回復が望まれるわけです。
今回は、そのようなことを熟知している不動産会社様からの、遺品整理と消臭作業のご依頼です。
また詳しくは、ごみ屋敷サイト内の「孤独死、突然死の特殊清掃とは」のページで事例をあげてわかりやすく解説しています。
孤立死の原状回復の手順
・発見が早く室内がひどい汚れもなく多少の悪臭が残っている場合
- 残置物の撤去
- 消臭作業
- クリーニング
・発見が遅く室内の汚れていて悪臭が残っている場合
- 事前消臭
- 残置物の撤去
- 消臭作業
- 室内解体リフォーム
詳しくは、諸状況で変わりますが、完全リフォームとクリーニングでは大きく負担金が違ってきます。
遺品整理と消臭作業
今回の現場は、死後数日ということで、体液は布団を通過して床まで到達していない比較的軽度の状況です。冬場ということもあり、死後の悪臭はそれほどでもありません。
まず、残置物の撤去と簡易清掃を行い消臭作業に移ります。
横浜よろずカンパニーの消臭作業は、特別な方法で行うことにより最短時間で最大の消臭効果を発揮します。
オゾンミストとドライオゾンを組み合わせた強力消臭
あたりまえのことですが、室内空間の悪臭は換気をすればなくなります。しかし、また室内を締め切れば悪臭が発生します。要するに悪臭元は、空間ではなく、壁、床、窓、シンク、収納などの付帯設備等に染みこんだ臭気が室内に蔓延することによって感じられるものなのです。
そこを断つためには、悪臭物質を分解できるオゾン消臭がベストな選択なのですが、オゾンは気体のため消臭に時間がかかる欠点があります。
そこで遺品整理業界で当社のみが持ち合わせるオゾンミスト消臭機を使用して悪臭源に直接アタックをかけ消臭作業を行います。
原理は、オゾンガスと水をミスト状にしてスプレーすることによって時短で悪臭を分解できるということです。さらにミストを隈なくスプレーした後に、ドライオゾンをかけることによりポテンシャルが高まり悪臭除去がおこなえます。
さらに、薬剤と違って、薬品の残存の心配もありません。
今回は、軽度の悪臭ということもあり、オゾンミストを400cc程度スプレーして、ドライオゾンを3時間作動させ悪臭除去は終了しました。
また詳しくは、こちらの「オゾン消臭サイト」で、軽度の悪臭から手に負えない悪臭の除去方法を、事例をあげて、わかりやすく解説していますので、お時間の取れる方は参考にしてください。
ありがとうございました。