遺品整理とは　マンション賃貸／横浜 2015年8月5日の記事｜遺品整理ならよろずカンパニーにお任せください。

遺品整理とは　マンション賃貸／横浜

2015年08月05日

猛暑。夏は暑いほうが良いに決まっているわけですが、さすがに堪えますね。
堪えるのは、体だけではなく車両もです。この暑さの為、弊社の車両のエアコンが3台分不調に、日中効ません・・。1台は水温計まで上がり先日ディーラー入りに。車もこのアスファルトとコンクリートジャングルに蓄熱された熱に堪えなければならないのですから大変です。
話は変わりますが、高齢者の熱中症による孤独死による遺品整理現場は、エアコン嫌い、もしくは経済状況によりエアコンが動かない室内で発生する確率が高まります。夏場の孤立死の発見は1周間以内と早めです。悪臭による通報が入るからです。土や草木の多い田舎と違い、24時間輻射熱にさらされている都心では命を守るためにはエアコンを使う選択肢しかないでしょう。皆様もお体ご自愛下さい。無理をなさいますと秋口にしわ寄せがきます。

2LDKサイズの遺品整理には2トントラックが3～4台必要となる

さて、そんなコンクリートで、できているマンションの遺品整理です。マンションは日当たり等の条件にもよるでしょうが、冬はコンクリートが冷却されてエアコンではなかなか温まらないというお話も聞きます。また、階上では蓄熱された部屋の温度が下がらないとか、放射される輻射熱の条件にも左右されるようです。
ということで、通常マンションには、南側に1～2台、北側に1台位のエアコンが付いています。このようなエアコンも遺品整理時には取外し撤去となります。賃貸の場合、付帯のエアコンキャップを付けて撤去完了となりますが、万一無くしてしまわれても数百円の弁済で済むでしょう。このように不用になったエアコンを含め、2LDKクラスのマンションの場合2トンサイズトラックで3～4台程度の遺品整理が必要となります。

遺品整理を始める前に3箇所の養生作業が必要となる
1.通路動線養生　管理者より指示が出た場合は必須

まず、マンションの遺品整理を始める前に、必須で行う作業が養生（建物のキズ避け作業）です。
名のしれた引越し屋さんを頼むと、引越し時このような風景を目にされると思います。
ただ、悲しいかな、遺品整理業界はまだ20年弱の歴史しかありません。このような養生が出来る業者は限られます。
まず業者選択をする場合、養生について質問されると業者のレベルがすぐにわかります。動線に青いシートが貼られていますが、このシートを青ベニ（引越し用シート）と呼びます。重量物を運搬するときフロアー床にキズが付かないようにするものです。遺品整理とは、生活されたままの状態で運び出しを行う物もありますので引越し作業より必要度が高まることもあるわけです。

2.エレベーター周りの三方養生

次に行う養生が、エレベーター周りの三方養生です。エレベーターの両サイド必要に応じて上部にプラダンを貼り台車や家財があたってもキズがつかないようにするものです。エレベーターのボタン周りは繰り抜き使用できるように細工します。

エレベーターの中のフェルト養生

出入りの激しいマンションでは、エレベーター内にマットが磁石で貼り付けられている物件もあります。
通常は、このようなクッション性の高いフェルト状のシートを貼り付けます。

3.室内養生はお客様にとって大変重要

最後に、室内養生です。
出入口の両サイド養生を行ない、通路の遺品を整理すると同時進行で裏側が発泡ゴムでできているノンスリップマットを敷き詰めます。これを敷くことにより万一硬いものがあたってもフローリングや大理石等をキズからまもれます。
これはお客様にとって最も重要で、貼り付けられたカーペットの場合も汚れ防止はもとより、経年変化したフローリングにキズがついた場合でも、もともとあったキズか？業者が付けたキズか？責任の所在がつかず揉め事も原因になることが多いのが床のキズです。あとあとギクシャクしないためにも大切な作業です。ちなみにアパートの場合一枚ずつ張替えのきくフロアータイルが主流になりつつあります。それほど床のギズは修理にお金がかかるからなのです。

遺品として残された古い箪笥はリサイクルされる

昔から、仕事は段取りで8割終わると言われますが、この8割が養生と言っても過言ではありません。
プロの遺品整理士であるならば、本当はこのような養生に気を配り遺品整理に望まなければなりません。
皆様も、遺品整理業者を選択されるときは、許認可や資格およびホームページの見た目でだけで判断されず、お客様の立場を最優先に考える遺品整理業者を選択されるこが必要かと存じます。資格があったからってダメなものはダメですから。
さらに、信じられないことに遺品整理を行った後に全てを不法投棄する悪徳業者も悲しいかな存在します。このような業者は結構早く捕まります。なぜなら遺品の中には手紙だとかご依頼主がわかる物もあるからです。天網恢恢疎にして漏らさずですね。

さて、この養生が終われば一段落です。後はスタッフを動かし遺品整理作業にとりかかります。もちろん気を抜くことはできませんが、弊社の場合、まずアルバイトは使いませんので、的確な指示を出せば後は自在に自分の業務を行ってくれます。

引越し屋さんの場合は、アルバイトを多数使います。皆様も学生時代に経験された方も居らっしゃるのではないでしょうか？そんな引越し屋さんの悩みは、春先に訪れます。要するに数年に渡り熟練した学生さんのアルバイトが卒業してしまうからなのです。また、一から教えなくてはならないのですね。そのようにパッキングが全部終わって運び出すだけの引越しでさえ大変なのに、遺品整理作業とは、故人が今まで生活していたままの状況下で行われるわけですから、行う仕事量が多く、作業内容も多義に渡り複雑となります。
たとえば、箪笥の中には数十着の衣類がハンガーにかけられています。ハンガー一つとってみても、プラスチック製、木製、針金製と素材は多種にわたります。それを現場で、素早く分別パッキング運び出しを行わなければならないわけですから、はっきり言って、リサイクルの知識がなければできないんですね。もちろんエアコン等の取外しはもとよりですが、このような分別仕分けを現場で行えるリサイクルが必須作業で、それが遺品整理は5人の素人より1人のプロが必要とされる所以なのです。

キッチンも生活していたままの形で遺品整理が行われる

当然のことながら台所回りのこまごまとした遺品整理にも時間を費やします。
さて、リサイクル家電の冷蔵庫は家庭の必需品でしょう。遺品整理現場には、まだ買って間もない大型の冷蔵庫が遺品として残されている場合もあります。

よろずカンパニーは、遺品整理と遺品査定が同時に行える業者でもあります。一般のご家庭での遺品買取は家電製品が程んどですが、美術商の出でもありますので骨董品の買取にも長けております。もしかして・・・というお品がありましたらお気軽にご相談ください。
また、ご自宅に冷蔵庫を運んでほしい場合は、遺品整理後の運搬も行ないます。
よくあるケースは、自家用車で運べない大型のテレビ、冷蔵庫、整理ダンスなどを、ご親族宅までの移動です。キッチリ養生マットを使用して丁寧にお運び致します。

形見分け後に残された調度品は遺品整理される

だだし、時代は変わりご高齢者が使用していた茶色い家具、吊るしのペンダントライト等の家電製品やおみやげ品等は、形見分け品を除き受け継ぐ方はありません。現代ではこのような遺品も物により建材等にリサイクルされていきます。また、途上国でリユースされる場合もあります。無名の衣類は圧縮され途上国でリユースされます。そのように先進国ではリサイクルが主流となっていて風俗はものすごいスピードで進化しています。

遺品整理の運び出し作業は細心の注意が必要となる

引越しと違って残された遺品は、全てがパッキングされるわけではありません。無駄なくリサイクルを行うにあたって、金属は金属、家電は家電で運び出しが行われます。養生を済ませているとはいえ細心の注意を払って運び出し作業を行ないます。

小物類は運搬専用BOXに入れ効率よく運び出しを行ない、時短作業を心がけます。
丁寧な仕事は最も重要ですが、短時間で終わらせることもお客様に喜ばれるサービスの一つでもあります。
よろずカンパニーでは、よほど大掛かりな遺品整理で無い限り、1日での遺品整理をご提供しています。

通常の遺品整理には簡易清掃作業が含まれる

また、賃貸の中でも公団の団地の返却には、完全に付帯設備以外の遺品（換気扇、風呂釜、等）は撤去が必要となります。ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください。
家財が全て撤去された後、掃除機がけまでの簡易清掃を行ない、一通りの遺品整理が終了します。
マンションの場合、付帯のマンションのルールブックなどが見つからなかった場合は、遺品探索作業も同時進行で行ないご依頼者様へのお渡しとなります。

遺品整理後の畳やけなどは通常経年変化とされる弁済の義務は発生しない

最後に、賃貸の場合、家具を撤去した後、畳やけの後などが残るものですが、これは経年変化といって通常弁済義務は発生しません。
国交省のガイドラインによりますと、
原状回復は、「賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」で、その費用は賃借人負担となっています。しかし、いわゆる経年変化、通常の使用による損耗等の修繕費用は、賃料に含まれるものとしていますのであまり神経質にならなでよろしいかと存じます。
要するに返却時には、簡単な簡易清掃でOKということです。

ただし、タバコで真っ黒になったクロスや悪臭、真っ黒にカビてしまったお風呂場や油で汚れた台所周りなどは原状回復が必要となるようです。また、日本人の心情として、できれば長年住んだ部屋なのでキレイにして出たいというご要望もあります。
よろずカンパニーは、リフォーム・ハウスクルーニング・オゾン消臭と専門知識が必要な作業も請け負えます。

●遺品整理について詳しくは、「この遺品整理専門サイトのトップページ」よりご覧頂けます。また、「ごみ屋敷化した家屋の遺品整理」「孤独死等特殊清掃が必要な遺品整理」「悪臭除去が必要な遺品整理」も専門サイトをご用意してございます。

また、ご親族様が、ご入院もしくは、老人ホームにご入所のケースは、「よくわかる生前整理サイト」をご覧頂けます。

そう度々行う行事ではない、「遺品整理・生前整理」の参考に、またお役に立てれば幸いと存じます。

ありがとうございました。