遺品整理と銃刀法／横浜 2013年8月15日の記事｜遺品整理ならよろずカンパニーにお任せください。

遺品整理と銃刀法／横浜

2013年08月15日

私共整理屋は、世間様からは因果な商売と見られる時もございます。底冷えする寒さと強烈な暑さがつづく季節になりますと遺品整理のお問い合わせは急増いたします。お見積もり、また遺品整理作業にと毎日のように出ずっぱりでございます。当然暑いの寒いのとは言っていられません。
こちらの遺品整理は、2度目のご依頼。横浜のとある住宅街に建つ注文住宅の一軒家。
ご両親ご逝去後の遺品整理です。ご子息様は別途生活基盤がおありの為、こちらは家財一式を整理してリフォームをかけ当面賃貸になさるというお話です。
前回半分ほどの家財を整理させていただき、残された物の中からご自分で必要品を分別整理され、今回は残された物すべてのお片づけの運びになったわけです。このように持ち家の場合は至急の整理に迫られないケースもあるわけです。
前回は約2トン車2台分の細々とした家財を整理して、今回はタンスや冷蔵庫など大きなもの中心の整理です。もちろんこのクラスご自宅になりますとお庭周りの整理は欠かせません。植栽はさておき、プランターや植木鉢など物量は侮れませんね。またどこのご家庭でも同じですが物置は不用品置き場と化している場合がほとんどです。
この中には木の机や誰も読むことがない蔵書などがびっしり積み込まれておりました。かくゆう私も以前、物置の中にダンボールにして5カートンぐらいの本を保管しておりました。その理由は、いずれは子供たちが読むであろうと勝手に思い込んでいたからです。当然誰も読みませんでした（笑）。このように非現実的な考えも「いずれは、どこかで誰かがきっと使ってくれる・・はず」と真剣に考えての保管であったわけです。

さて、このような物を次々とお片付けしていきますと、とある物がでてまいりました。猟銃です。このように個人が大昔に使っていた物も突然のお病気などにより忘れ去られているケースもございます。
また、施錠されている古いお蔵などを開けさせていただきますと、なかには時代物の拳銃や刀などが出てくる場合もあるわけです。このように忘れ去られた使えないものでも、銃刀法による届出が必要です。
まず不用な場合は、発見した時点ですぐに警察に連絡を入れてください。日本の警察は優秀ですのですぐに3人体制で回収に来てくれます。猟銃など価値のないものはこれにて一見落着。
ただし火縄銃や飾りの入った時代物の中には古美術的価値のあるものもありますので警察に連絡後も権利を放棄せず専門の美術商にご相談されることをおすすめいたします。先日出てまいりました、護身用拳銃と印籠はかなりの値段が付きました。このようなこともあるのです。