遺品整理/神奈川県
2012年07月24日
神奈川県には約900万人がお住まいになっており、その中でも政令都市横浜市にはその40%の370万人が暮らしています。ゆえに世帯数は160万世帯もあります。市の統計によるとご逝去される方は約3万人で、私達はそのご遺品の整理のお手伝いをさせていただいているわけですが、お客様の一番の悩みは相続された古い家屋の処理についてとなります。
戦後、昭和30年前後に立てられた家屋は、殆どの場合リフォームして住む状態には程遠く、家を出たご子息は生活基盤が別途あり、この家に戻る方はまれとなります。そのような理由で多くの場合は土地ごと売却せざる得ないという事になるようです。
その場合初めの一歩は、家財の整理となります。家屋内外の遺品整理を済まさなければ、家付きで売却するにせよ、解体して売却また建替えをする場合でも次のステップに進めないからです。
遺品整理のご依頼は、ご逝去後の行政手続が終わった後、相続人より直ぐにのご用命が多くなります。そのわけは火災・雑草・衛生面等々リスクヘッジを考慮してということもあるのですが、それよりも誰も戻る人もいない家をそのまま放置しておく意味がないからに他なりません。
そこで時間の取れる方は、軍手マスクゴミ袋を購入して整理に入られるのですがゴミ袋に5~6袋詰めた時点で、計算すれば膨大な時間と手間がかかり無理と判断がくだり私達にご依頼される場合が多くなります。
大まかに言えば、遺品の整理は、ワンルームで2t車1台半、2DKで2t車3台分といった引越と同量の家財を精査分別しなければならい分けですから初めてなさる方には労多くして・・・となります。さらに我々でも大変な整理が家屋外なのです。ご予算に限りがある方等は、お庭周りの整理だけをご依頼いただくケースもよくあります。
今回のご依頼は、家屋売却の為、全ての整理のご依頼でした。まず、外回りの片付けと中の片付けと同時進行で作業を進めます。あいにくの雨の中ですが大雪以外は作業決行できます。
お話のように外回りのゴミは侮れません。植栽・ブロック・瓦・物置内の道具類等、全て重量物となり集めれば2t車1杯は搬出されます。
今回のお片付は4LDKといった2階建ての一般家屋ですので2t車3台軽トラック1台5人工、約6時間で作業は完了しました。