引っ越し前の遺品整理/横浜
2017年03月31日
先日、ご主人が亡くなり、ご夫婦でお住まいだった戸建住宅からアパートへと引っ越されるということで遺品整理のご依頼を賜りました。
身近な方が亡くなったとき、お住まいや身の回りのものをどうするのか考えている方は多くはないと思います。今回ご依頼をいただいた方に伺ったお話でも、ご主人が亡くなってから様々な面で苦労されたそうで、ようやく今後の見通しがついたとのことでした。
遺品整理をするタイミング
長らく遺品整理の現場に携わっておりますと、突然の別れに何からすればいいのかわからないことや、気持ちの整理がつかずにいることも見受けられます。遺品整理は、引っ越しと似ていると思われがちですが、単にお片付けして家を空けるということではないのです。
まず、引っ越しのようにあらかじめ必要なものをまとめておいた段ボールなどを運ぶというわけではなく、それまで人が暮らしていた部屋から一つずつものの選別をしなくてはなりません。そのため、経験がいる作業とも言えます。
そして、時間が掛かったとしても気持ちが落ち着いてから始めるべきです。死を受け入れられないままお片付けをすると、より悲しみを感じてしまうこともあります。
こういった事情もあり、通常遺品整理と引っ越しは分けて行います。今回も遺品整理のみのご依頼でしたので、養生をした上でものを運んでいきました。
遺品整理をしたことによってこれからの生活へ気持ちも新たになったご様子で、引っ越しに向けて準備を進めるということでした。
ありがとうございました。