生前整理と作業/横浜市
2012年07月12日
前回の続きですが、表側はギリギリ2車線道路で現場は、駅のまん前。
当然のことながら行き交う車が絶えない為、警察署で道路使用許可を取って車両誘導員を立てての作業となります。この使用許可は下りるまで1週間ほどの時間を要します。
まず始めにエアコンの室外機2台を吊り下ろします。次に今回の作業の目的である外階段の切断撤去に進みます。
なぜ今直ぐ撤去の必要があるのかと申しますと、階段をささえる土台の部位が錆びて朽果て階段が宙に浮いている危険な状態だからです。
ワイヤーで屋根、次に階段本体を玉掛けし、アセチレンバーナーで切断し吊下げます。
下は車両と通行人が随時行き交う為、誘導には慎重を期さなければなりません。次に足場部分を切断し吊り下ろし、外階段の撤去は完了です。最後はアンテナ、建て看板等等、店舗周りに付随したもろもろを取外してひと段落です。
駅前という事もありお客様のご用命は、外階段を取外した空きスペースには、人が上れず物が置かれないようにして欲しいとの事。それではと工夫したのがこれ。垂木で骨組みを作りコンパネで閉塞。これでしたら、不法投棄、不法侵入、放火の心配もなくなります。
ちなみに解体までの期間がある場合、家屋周りの閉塞作業のご用命はこのところ急に増えています。たとえば、門を閉鎖して人が侵入できないようにしてほしい・・・住宅地にある空地の草を刈った後、周りを安全鋼板等で囲ってほしい・・・空家の出入り口全てをコンパネで閉塞してほしい等等です。
さて、最後は穴閉塞作業です。建物横の階段との間にあるスペースに室外機が設置してあったらしくアングルだけが残されて穴が開いている状態になっています。役所に確認していただいたところ昔の事なのでなぜこのようになっているのか調べが付かず、合う指定石材もないのでセメントで塞げばよろしいとのお話です。
深さも40cm以上あるのでスラブ(土台)を作ってコンパネをアンカーで止めメッシュを入れモルタルを打って完成!これで全ての生前整理は終了しました。
このように店舗閉店や個人事業主様の生前整理は多岐にわたる作業が必要となる場合もあります。