遺品整理/横浜市青葉区
2012年07月10日
以前より青葉区にあるアパート棟の整理を任されているオーナー様より緊急の連絡を頂きました。借人様が室内で孤独死されての遺品整理と清掃ですので大至急とのご用命です。
このオーナー様とは5年のお付き合いになるのですが始まりはアパートの住人が外廊下を汚物で汚してしまっての清掃のご依頼からでした。さらに外回りの不用品のお片付。また住人のゴミ屋敷の撤去などなど。不動産屋さんならお分かりになる物件です。築40以上のワンルームアパートともなりますと入居率は格段に落ちるものです。そこで空き部屋にしておくわけにもおかず入居率を高めるには様々な方の入居を検討されるわけです。当然ご高齢者の方や、お病気の方も多数おられオーナー様のご苦労も多くなるケースもあるわけです。
今回は、死後1週間ほど経過しての発見との事でした。布団全体には体液がしみ込んでいます。この季節ですので死臭は強烈です。孤独死でかなり時間が経過している場合ご近隣の方が臭いで気づかれる事が多くなります。さらに発見が遅れると体液は畳を通過し蛆が湧きゴキブリの巣窟となり凄惨な状況になります。
さて防臭マスクを装着して室内の遺品全ての撤去を済ませ最後に残った物が携帯用酸素ボンベです。このボンベはメーカーに返却となる為連絡をとり本日引き取りに来て頂きました。
最後に行う清掃は、台所周りとシャワールームまたサッシとなります。タバコのヤニで抹茶色に変色したガラスやユニットバスは業務用洗剤を使用してクリーニングします。
ご親族の方が手向けられていたお花は花瓶に戻し一連の作業は終了です。ご冥福をお祈りします。