遺品整理悪徳業者/横浜市緑区
2012年07月08日
遺品整理ブームです。ブームといっても不景気を背景に遺品整理業界に参入する業者があまた現れてのブームですが・・・。
そんな事で問題も多発しています。今回はそんな被害にあわれたお客様よりのご依頼です。
ご両親がご逝去され緑区にある団地を退去されるに当たって家財の整理を業者に依頼されたそうです。作業が終わり支払いを済ませて後日返却となったとき公団の担当者から「フロ桶と給湯器、ウォッシュレットを取り外してください。」と言われ慌てたそうです。業者に連絡を入れるとそれは別途料金ですと言われ、もう二度と頼みたくないとのお気持ちから当社に依頼が来たわけです。
確かに家財の整理だけでしたらこれでよいのかもしれません。しかし団地の退去となれば話は違ってきます。この団地を退去されるのかお話をよく伺って整理を進めるのが当たり前ですが、ろくに話も聴かなかったとか・・。またお客様も千葉にお住まいがあり現場は横浜という遠方でたびたび来れない為、見積もり当日気持ちが急いてしまいフロ釜など撤去する確約の記憶が定かではないとのことでした。
ちなみに古い団地の場合、このような物はマンション等にある付帯設備ではなく賃借人が持込まれる物で撤去が必要な事は知っていて当たり前なのです。また釘一本フック一つ残してはならない事も。さらにガラスには遮光シートが貼られたままの状態でした。このような場合、悪意があったか無かったかは分かりません。
さて撤去作業ですが風呂場の入り口が狭くどう頑張ってもフロ釜を外に出す事ができません。急遽アルミのドアをいったん取外して搬出後取付けです。その後給湯器を取り外します。そしてトイレのウォッシュレットの取外しは便利菅などのパッキンが劣化しているとポタポタ水漏れが起きてしまうので注意が必要です。
最後にガラスに貼られている遮光シートですがこれを剥がすのは大変な作業です。専門の剥離カッターを使用して少しづつ少しづつ根気よく剥がすのですが接着剤が経年劣化しビッタリ固まっていて全ては剥がすまで2時間ほどの時間を要しました。このシール剥がしは終わったあと自分を褒めてあげたくなる作業なのです・・・本当に。