遺品整理と消臭/横浜
2016年08月24日
核家族化が進み人とのつながりが希薄になりつつある今、昔どこかにあった安心を望むべくもない生活を余儀なくされる現実を我々は忘れてはいけません。一人暮らしであれば、誰しもに起きかねない孤独死。このようなことと向き合わなければならないのが今の現実といえるでしょう。
さて、猛暑の時期の時間が経過した孤独死現場は、強烈な腐敗臭を伴うため壮絶な片付け作業が必要となります。
感傷に流されている猶予はありません。
このような遺品整理作業を業界では、特殊清掃と呼んでいます。
特殊清掃につきましては、コチラの専門サイトで事例を含めわかりやすく解説しています。
死後1週間以上経過の遺品整理は事前消臭が必須作業
人体から発せられる腐敗臭は強烈で日用家財などにしみ込みます。もちろん一般的な消臭剤などで分解できるレベルではないことは現場を体験された方ならお分かりいただけるでしょうが、初めて目の当たりにされれば何をどうして良いか迷われることは致し方ありません。
ただし、これ以上状況を悪化させないためには、一にも二にも悪臭を軽減さることが最重要な初動となります。
なぜなら、私たちの住居及び生活用品のほとんどは有機物でできているため、悪臭がしみ込みやすいため厄介だからです。
もちろん、天井や壁にもまとわりつきます。このままでドアーを開け放しての遺品整理作業を行えば近隣苦情が発生し、事態を悪化させかねません。
また、ハエが発生しているケースでは蛆が畳の隙間などに入り込み全てを除去することは困難です。そして日を変え孵化していきます。
悪臭除去のため事前消臭はオゾンで元から分解することがベストな選択
そのため、悪臭のレベルや遺品整理期日などを考慮して、そのまま状況でオゾン消臭器を作動させます。オゾンは悪臭を分解するため室内に充満した悪臭をほぼ無くすことが可能です。
ただし悪臭発生源や家財などにしみ込んだ悪臭を完全に除去するためにはかなりの時間を要しますが、まずは遺品整理作業を行えるレベルに近づけることが肝要なことになります。また、オゾンは濃度が高まれば害虫の活動を抑える効果もあるため事前消臭は孤独死現場の整理前に欠かせない作業となるわけです。
オゾン消臭効果を高めるマスキング作業
オゾン消臭器を作動させた後、オゾンを室内から逃さないよう、割れた窓ガラスや換気扇、またドアーの隙間などを養生テープ等でふさぐためマスキング作業を行います。エアコンがある場合は空気を循環させるためとエアコン内の消臭のため作動させます。
このように、オゾン消臭を行えば、遺品整理作業時も苦情を抑え、また悪臭が軽減されているため作業効率もアップします。
遺品整理後のクリーニング及び室内解体とリフォームに付いて
基本的に、遺品整理後に消臭とクリーニングで原状回復が望めるケースもありますが、死後かなり時間が経過している場合は、体液の除去も必要となってきますし、当然のことながらクロスの張替はもとより天井材の交換が必要とされるケースもあります。
横浜よろずカンパニーは、現場の状況に応じ、あとあと問題を残さないように専門的な対処が可能です。
※最後に、どうしても賃貸返却等のため事前消臭にあまり時間が取れないケースでは、オゾンを霧状にスプレーしながら同時に遺品整理作業を行う、オゾンミスト消臭機を使用しながらの整理も受け付けています。
※オゾン消臭に付きましては、コチラの専門サイトで、事例を含めわかりやすくご案内しています。
故人の方のご冥福をお祈り申し上げます。
ありがとうございました。